ドライアイ(IPL治療・涙点プラグ)

軽度のドライアイの場合、点眼による治療で様子を見るのが一般的ですが、点眼薬で改善が見られない場合、当院では最新技術による治療も行なっています。医療機器の進歩が実現した、特殊な光を目の周りに短時間当てるだけの「IPL治療」や、特殊なシリコンを用いた「涙点プラグ」により、ドライアイ治療の選択肢がさらに拡がりました。さらに詳しく

ドライアイは光で治す時代へ:安全な光を10分程度照射することで、涙の乾燥を防ぐ油分の分泌を改善。ドライアイは光で治す時代へ:安全な光を10分程度照射することで、涙の乾燥を防ぐ油分の分泌を改善。

IPL治療(自由診療)

マイボーム腺の機能不全によるドライアイに効果が期待できます。
ルミナス社製のIPL M22という機器で幅広い特殊な光を目の周りに照射し、涙が乾燥しないよう油分を分泌する「マイボーム腺」を刺激して、機能の正常化を計ります。
短時間かつマイルドな光で刺激はありません。
照射時間は約10分です。照射時にはフラッシュの眩しさがありますが、IPL(Intense Pulsed Light)と呼ばれる害のないマイルドな光です。
複数回の施術が効果的
効果には個人差がありますが、回数を重ねることでより高い効果が得られ、効果の持続期間が長くなるとの報告があります。何回か続けて治療を受けられることをおすすめします。
IPL治療の流れ
  1. お化粧はしっかり落としてください。
  2. 専用のアイマスクを目の周りに装着します。
  3. 下まぶたの下部に水溶性の専用ジェルを塗ります。
  4. 頬から瞼の下、鼻にかけて専用のハンドピースで数回照射します。
  5. ジェルを拭き取り照射した箇所をしっかり洗浄して終了です。
  6. IPLの刺激により、マイボーム腺の分泌がよくなり、涙量の改善が促されます。(治療効果に個人差はありますが、効果は概ね速やかに現れます。)

IPL治療のイメージ

IPL M22

IPL治療用機器 IPL M22

注意事項

治療後の数時間、軽い赤みやヒリヒリした感覚がある場合がありますが、徐々に治まりますのでご安心ください。また、治療後2週間程度は、紫外線などの刺激により赤みやヒリヒリ感が続く場合もあります。日焼け止めクリーム等での保護をおすすめします。
当日から洗顔、洗髪、入浴、お化粧が可能です。ただし、施術箇所周辺に何か異常を感じたときには、すぐにご連絡ください。

IPL治療の費用 [保険外診療]
1回
3,500円(税込)

目薬で改善しないドライアイに:
		  涙の出口を塞いで涙を十分に目にためるドライアイ治療(保険適応)目薬で改善しないドライアイに:
		  涙の出口を塞いで涙を十分に目にためるドライアイ治療(保険適応)

涙点プラグ(保険診療)

涙の出口をふさいで涙をためる治療法です。
涙は目から涙道をとおって鼻に抜けていきますが、涙道の入り口である涙点を特殊なシリコンのプラグでふさぐことによって、目に十分な量の涙をためることができます。
取り替えや洗浄の必要はありません。
涙点プラグは一度挿入すると、取り替えや洗浄の必要はありません。
涙点プラグによる治療方法
涙点の位置

上下涙点にプラグを挿入して、涙の鼻孔への流れを塞ぎます。

シリコンプラグの例

当院では目立たない透明のシリコン製涙点プラグを使用しています。

注意事項

涙点プラグが外れてしまわないよう、目を強くこすることは避けてください。

涙点プラグの費用 [保険診療]
1割負担の場合
約1,200円/片眼
3割負担の場合
約3,600円/片眼
このページの一番上に