最近では受診した医療機関で処方箋のみを発行してもらい、調剤薬局で薬を受け取る「院外処方」が多くなっていますが、当院では、院内の窓口で直接薬を受け取っていただける、「院内処方」を採用しています。

当院が旧来の「院内処方」を採用しているのには理由があります。なぜなら、「院外処方」だと、患者様の負担が大きくなってしまうからです。

1. 院外の薬局に行く手間や時間が節約できる上、会計も1回で済む。

シンプルに二度手間を回避できるだけでなく、雨天時やお子様づれ、ご高齢の方や車椅子の方などの負担も大幅に軽減できます。

2. 診療と合わせて、適切な点眼・服用などの指導ができる。

医師が直接、診療内容に合わせて説明ができる上、何か疑問点があれば、その場でお答えすることができます。

3. 受診後に変更があった場合、窓口での処理が早い。

受診した後にお薬の変更や追加、日数の調整をする必要が生じた場合、対応が迅速に行えます。

4. なにより自己負担額が少ない。

一番大きい点は、患者様の負担額が少ない点です。調剤薬局の手数料等などを換算すると、院外処方の金額が3倍程度になることもあります。

このような理由から当院では「院内処方」を採用していますが、患者様のご都合で「院外処方」をご希望される場合もあると思います。
その場合はご遠慮なくお申し付けください。「院外処方」にも、もちろん対応いたします。

誤解されがちなのですが、院内処方は薬を管理するための人件費や保管場所確保の手間や費用がかかるため、医院にとっては負担が大きいものです。近年、多くの医院が院外処方に切り替えていくのも納得できます。
しかし、当院では地域密着を標榜する医院として、患者様のメリットになることは、可能な限り続けていこうと考えています。